ある連休の暇を持て余した朝。
突然「お手玉欲しい」と言い出す息子。
( ゚Д゚)突然どうした
話を聞くと、学校にあった『昔のおもちゃ』が楽しかったようで
「俺、意外とお手玉できたさ~。もうちょっとやりたい」
とのこと。
ほうほう、普段無気力でゲームばかりの息子さん。
何かに興味を持つことはいいことだ!と思ったものの
だいぶコロナも下火になってきたとはいえ
連休の混雑の中、子供2人連れて
お手玉を買うためにわざわざ外に出るのは面倒……
探せば100均にもあると思うんですが
息子は気が向いた『今』やりたいのであって
きっと明日買ってきて渡したって「ふーん」で終わると思うんですね。
家にあるもので何とかならんかとゴソゴソ漁ってたら
サイズアウトした娘の古着の袖がちょうどよく筒になっていたので
90㎝の袖は小さなお手玉にぴったり
靴下や古着など、いらない布を探していたら
サイズアウトした娘ちゃんの服が目に入りました。
ハイネックを嫌がって全然着てくれなかった子供服…捨てるのは勿体ない。
こちらを使ってお手玉づくり開始です。
サイズを同じにしたいので、折りたたんで同じ長さのところで切ります。
肩のところは広がってるので、使うのは脇のところまで。


遊んでるうちに中身が出てきたら大変。
しっかり縫うために、刺繡糸を使おうと思ったら…
おお!!?盛大に絡まってる!?
紐大好きな娘ちゃんの仕業ですね…
いつの間に…
ほどくのに時間がかかってタイムロスです。
ちなみに私の裁縫の腕は、小学生の家庭科レベルです…(笑)
ミシンがあれば簡単に色々作れるのに…と思うんですが
ズボンの裾上げとか、ちょっとした物作りたい欲に駆られるのは年に数回なので
絶対押し入れにしまいっぱなしになると思うと買えないんですよね~


ちくちく。
まずは無難になみ縫い…からの、かがり縫い。
中に入れるのはお米の予定なので、小さな隙間も開かないように重ねて縫いました。
くるんとひっくり返して出来上がり。
ちゃんと縫い合わさっているので穴もありません。
続いてもう一つ。
こっちは肩に近いほうの切れ端なので、ちょっと台形に広がっています。
今度は、ちょっと余裕が出てきたので
縁かがり縫いをしたあとに、なみ縫いをして…
そのままギューっと絞ってみました。
この状態で結んでひっくり返すと、こんな感じ。
おお、丸くなってさっきよりお手玉っぽい!
袋が2個出来たので、次は中身です。
軽過ぎても遊びづらいので
投げてキャッチしたら少し重さを感じるくらいの、40gにしてみました。
お米を入れたら、端を内側に織り込んで…


内側の布だけ縫っていきます。
小さい時に祖母に教えてもらった縫い方ですが、調べたら『コの字かがり縫い』っていうんですね~
端まで塗ったら、そーっと糸を引っ張っていくと口が閉じるので面白いです。
なみ縫いをひっくり返したのと同じ状態になるので、この縫い方を覚えておくだけで作れるものの幅が広がりますよ!
ということで、出来上がり~
途中写真を撮ったり刺繍糸をほどいたりしたので余計な時間がかかりましたが
大体1個20分くらいで出来ました!
裁縫が上手な方やミシンを使えば、もっと早くできると思います。
「お手玉欲しい」と言われてから1時間ちょいで、とりあえず2個。
さっそく息子に渡すと、合宿中に覚えた技とやらを見せてくれました。
お兄ちゃんが遊んでれば、もちろん私もやるー!と
下の娘も欲しがったので、別の服の袖で色違いを2個チクチク作ってあげました。
そして別の色が出来上がるころには、息子さん
飽きて満足してゲームをしていました。
……………ちーん。
いくら何でも飽きるの早すぎだろ!
あー
気まぐれに付き合って買わなくてよかった。
子どもの興味は次から次へ。
長く遊ぶか分からないものは、とりあえず手作りしてみると
飽きられた時にも怒りが半分で済みますよ★(遠い目)
最後までお付き合いありがとうございました。
もう一つのおうち遊びネタですが
懐かしのプラバン、お弁当のフタで出来るって知ってました!?
PSって書いてある容器のフタがあれば、もうわざわざプラバンを買わなくていいんですよ!
出来上がった作品は息子のカギに付けて3年経ちますが、全然壊れません。
気になった方は、今すぐゴミ箱をチェック!(笑)
よければこちらも覗いてみてくださいね